2022年 読書記録 | Design Studio 有限会社シアン

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2022年 読書記録

●隠し部屋を査察して/エリック・マコーマック
●パラダイス・モーテル/エリック・マコーマック
●ミステリウム/エリック・マコーマック
●雲/エリック・マコーマック
マコーマックは、私には、出版が古い初期のものほど面白く思えてしまった。「隠し部屋〜」のような奇想の短篇をもっともっと書いてほしい。長篇の中にエピソード的に入ってる不思議話だけで短篇集にしてほしい。

●プラヴィエクとそのほかの時代/オルガ・トカルチュク
ポーランドの国境に近い架空の町「プラヴィエク」の人々と歴史。いかに自分が”東欧”を知らないか、ポーランドがなぜウクライナの難民をあんなに自然に受け入れているのかがよくわかる。トカルチュクはこれで邦訳されてる分は読み終わってしまった。『昼の家、夜の家』が一推し。

●未見坂/堀江敏幸
●熊の敷石/堀江敏幸
●なずな/堀江敏幸
●ゼラニウム/堀江敏幸
堀江さんの固め読み。堀江さんの小説がもっと読みたいのだけれど、散文・エッセイが多くてなかなか小説を探し出せない。

●エルサレム/ゴンサロ・M・タヴァレス

●密やかな結晶/小川洋子

●馬を盗みに/ペール・ペッテルソン

●ブローティガン 東京日記/リチャード・ブローティガン
ブローティガンが東京で1ヶ月半程度過ごしたときの日々の詩/散文。私があの坂道の多い町で明日より先のことは何も考えられないような子供だったころ、同じ東京の曇り空の下にブローティガンも居たのかと思うと不思議な気持ちになる。ピストル自殺するずっと以前のブローティガン、梅雨時だから同じ雨も降ってた、たぶん。

●すべての火は火/フリオ・コルタサル
見慣れた日常が少しずつずれて行き、気がつけば知らない場所に出てしまう短篇集、秀逸だった。文章の仕掛けも面白い。語り手が次々に変わる『コーラ看護婦』は病院が舞台なこともあってかつての『ER』のワンカットカメラワークのよう。それから二つの物語が切れ目なく並行に進みラストで一つのイメージに結合する表題作の素晴らしさよ。ラテンアメリカ系迷宮良い。

●生まれ変わり/ケン・リュウ

●もののはずみ/堀江敏幸

●うろん紀行/わかしょ文庫

●すべての月、すべての年/ルシア・ベルリン
「掃除婦のための手引書」で強烈に惹かれたルシア・ベルリンがここにも。
強かだけど繊細で弱くて、流されて、でも折れない、どこまでも孤独な女たち。出てくるキャラクターが皆印象強く忘れ難い。

●死刑にいたる病/櫛木理宇

●ザリガニの鳴くところ/ディーリア・オーエンズ

●ムーン・パレス/ポール・オースター
●サンセット・パーク/ポール・オースター
オースターの2作、どちらも、見晴らしの良い広々とした袋小路に放り出されるような読後感。

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